2013年10月18日金曜日

山下さんと東京へ行ったこと

13〜15日、同僚の山下さんと東京へ行きました。
お世話になったみなさま、ほんとうにありがとうございました。

一日目の朝、荷物を置きに本郷はなれへ。住人の篠塚さん、地理ちゃん、ちょびさん、滞在中のスキャさんに会った。朝のばたついている時間に、快く迎えてくれてありがたかった。

はなれを出発して、まず向かったのは、私の地元、「保谷」(笑)。東京に来て保谷を訪れる人もめずらしいと思う。これは山下さんのリクエストだったので、行ったのだけど、とても良かった。これまでもこの辺りは何人か人を案内したことがあって、こだわりのある場所ではあった。駅から歩いて、坂を上って、祖母の家の前を通って、裏から入る文理台公園。下水道工事で少し様子が違ったけど、たくさん人が遊んでいて、子どもが木登りをみせてくれました。昔私がよく登っていた木で。やはりいい公園だった。

それから、駅の近くにある、小中の同級生の大田くんがやっている「カフェとバー」に行った。お昼のために移動する時間がなさそうだったので考えたことだったけれど、これがとてもよかった。大田くんは簡単に適度に嫌味なく話をしてくれる。毎日一人でお店を開けているっていうのはやっぱりすごいと思う。この日の朝までパーティーをやっていたらしくて、かなりおつかれ気味だったけど、私が中学の時とても仲が良かった友達も来ていたらしくて、彼女の近況も少し聞けて良かった。大田くんが「ふつう〜じゃないの?」という言い方をするのは話をするためで、彼自身はそんなことどうでもいいと思っているという感じがして、そういう話し方ができるのはいいなと思った。どこか淡々としていて軽やかででもしっかりと悩んでいるような、そんな印象。そんなに仲が良かったわけでもないのに、お店で会うとたくさん話せるのがいつも嬉しい。すごいなぁと思う。

それから、アートステーションZへ。岸井さん、冠ちゃんに会う。
Zでは武久さんという彫刻家の女性にも会った、そうたくさん話したわけではなかったけれど、A子から私の話を聞いたことがあると知って、がんばらなきゃなぁと思った。Zでスタッフとして動いている人たちにも会えてよかった。慎也研の男の子が、私と取手のプレゼンで会ったことがあると聞いて驚いた。あれも楽しかった。やっぱりもっとがんばらなきゃいけないな、と思う。
Zの前では文化祭のコンサートが行われていてけっこう人がいた。観に来ている人たちがふるさとを歌い出したのには驚いた。なんてこった。
冠ちゃん からZの話を聞けたのも良かったし、いろいろ滞っていた情報共有ができたのも良かった。
ここで岸井さんと話していて、明日渋家に行けるかもという感じになった。そういえば「ふるまい」の話はうやむやになったままだけど、なんか考えよう。

それから時間ギリギリだったけど無理矢理ワタリウムに行った。寺山修司。2Fがじっくりみれなくて残念過ぎた...。しかし4Fの展示を観ていて、有名になるとこんなものまで展示されて衆目に曝されるのかとおののいた...。割と良く思うことではあるのだけど。

そのあと、明日の予定を軽くしたかったのもあって、シャッツキステへ行った。久々のシャッツ、良かった。少しレイアウトが変わっていた。ディアステには行けなかったのが残念。

21時頃はなれに帰宅。山下さんとふりかえり。
篠塚さんがごはんを作ってくれてパーティー風にわいわい。
篠塚さん、スキャさん、山下さん、地理ちゃん、(ちょびさん)とてもいい空間だった。このとき、スキャさん、篠塚さんが、しっかり聞いてくれているのがわかったし、山下さんが真剣に話そうとしているのもわかった。地理ちゃんはそうやって人が話している様子に満足げにしていたし、それぞれの在り方がとても美しかった。このとき本当に山下さんを連れてきて良かったと思ったけれど、帰ってきてから、山下さんからもいろいろ感じたことを話してもらって、このときの様子を思い出して、涙が出た。
私はとても幸せだった。

二日目、新宿タカノ本店のフルーツバーへ。高校のときの同級生たえちゃんと会う。フルーツバー、そんなにたくさん食べた気はしないのに、とてもおなかいっぱいになった。オムレツを作ってくれるのをみるのは、いろんなところに行って思うけど、やはりおもしろい。食べたかったフルーツポンチは、やっぱりフルーツパーラーで出ていたものとは少し違っていて、しょんぼりした。でもケーキとかいろいろおいしかったのでテンションは上がっていた。フルーツパーラーのフルーツポンチ、復活してほしい。
妙ちゃんと山下さんはそんなにしゃべっていなかったような気がするけど、私と妙ちゃんの関わり方をみてもらえたとは思う。私たちはお互いの存在に納得していて、別にわかりあえなくてもいい。坦々としている。

それからお腹もいっぱいだったので、妙ちゃんの提案で都庁まで歩いた。都庁の展望台に行った。昼の展望台、じっと見てしまう。いろんな形があるし、いろんな色がある。地方物産展みたいなのが広場でやっていたけど、閑散としていた。しかし、人には感動する。

妙ちゃんと別れて、渋家へ向かった。渋谷のモヤイで岸井さんと待ち合わせ。でもなかなか来なかったので、ロクシタンで買物。行けて良かった。

渋家、初めて行った。思っていた通りの場所だったけれど、住人の醸し出す雰囲気を感じることができたのはよかった。延藤先生が言ったらしい、「おもいやり」の新しいありかた、本当にそう思う。いいところだった。
桂太くん、稲葉さんにも会えて良かった。(あと、岸井さんが来島さんの電線の映像がやばいといっていたのが気になっている。メモ)

岸井さんと桂太くんはひとつ打ち合わせをしたあとでスキャッ太郎さんとpriさんに会いに行くという話をしていた。この段階でこの次の予定は決まっていなかったのだけれど、駅に向かいながら携帯をみたら、スキャさんが3331のギャラリーを開けるのでいるよ、とメッセージをくれていた。それならば、と3331へ。お客さんが来る、というのはpriさんかな、と思っていたらやはりそうで。priさんは桂太くんからインフォラウンジのことをきいて、インフォラウンジに来てくれていた人で、そういう繋がりになったこと、会えたことがおもしろかった。しかも一度お会いしていた。不思議だなぁ。そこにいた山下さんが実はレッツの職員で、と話した時、それはそれは、とpriさんが深くお辞儀をしていたのがとても印象的だった。
スキャさんが珈琲を出してくれたのも嬉しかった。

それから、秋葉原公園を回って、駅へ。葛西臨海公園へ向かう。時間ギリギリで観覧車に乗る。ハチクロに出てくるやつ、という山下さんのリクエストにより乗った。思っていたよりもゴンドラが大きくて広くて快適だったのに驚いた。また、夜景は苦手なのだけれど、街の灯がみえるというのではなくて、海や公園や道路や、流通の場とかそういうのがみえて、悪くなかった。それから、すこし公園を歩いた。少し海の方へ降りたところで、磯の香りと静けさとたまに揺れる水面と幽かな音を聴いていた。あそこは一人では怖くてあまり行きたくないけれど、とても落ち着く場所だ。

そのあとぐるっこにいった。冠ちゃんしかいなかったけど、ぐるっこノートとかみたり書いたりしてきた。冠ちゃんと山下さんが何をしゃべっていたかはあまり覚えていない。疲れすぎていたのと、ぐるっこについたのでくつろぎモードに入っちゃってたのとでいい感じにぐたーっとしていた。
本郷三丁目までだったら歩いて行けるよと冠ちゃんに教えてもらい、そういえばそうだ、と気がつき、本郷はなれまで歩いて帰った。
この日も篠塚さんが夕飯を作ってくれた。ありがたかった。

三日目、早朝に出発、ディズニーランドへ。
プーさんのハニーハント、アリスのティーパーティー、白雪姫、バズのアストロブラスター、カントリーベアシアター、ビッグサンダーマウンテン、スプラッシュマウンテン、ミッキーのフィルハーマジック、カリブの海賊、ホーンテッドマンション、ジャングルクルーズ、キャプテンEO、という感じかな。お昼はブルーバイユーで。あと、ショーベースのワンマンズドリームⅡもみた。感動した。途中から雨が降ってきてしまって、昼間のパレードしかみれなかった。
当初からの私のおすすめは、ブルーバイユー、白雪姫、カントリーベアシアター。カントリーベアシアターのやばさは山下さんにも通じたようでよかった。ジャングルクルーズとカントリーベアシアターに二回行ったのはなかなかよかった。

帰りの新幹線で、とても上機嫌でビールを飲んでいた。
そして、山下さんの言葉を聴きたがった。これは癖のようなものだと思ったのだけれど、でもあるのに話さないのはもったいない気がしてしまう。でも、相手にとってはつらい作業なのかもしれない。私がいいと思いたいだけのことかもしれないし。
でも山下さんはたくさんちゃんと真剣に話してくれた。本当に、良かったと思った。

翌日、アルスノヴァに行くと、事務所でみんなに向かって山下さんがたくさん話していた。人の言葉はあふれるんだろうか。
児童のミーティングの後も少し、話していた。
お昼時、話してみてどうだったかを聞いて、いろんな気付きを聞いて、私も気付きを得て、感動して泣いた。
(こういう泣き方は、はんだアクセで行ったときに長者町の安井さんと話した時以来な気がした。)

今日、山下さんは久保田さんに話していた。思ったより長く話していたよう。そして言葉は変わっていくし、ちょうどいい表現や考え方がそこからみつかっていくかもしれない。まだきっとなにかあるかもしれないと思う。
私はこうやって起きたことに、責任は持てない。少しだけ、怖いと思う。
でも、とても美しくて、嬉しくて、目を細めている。

たくさんの人が私のことを知ってくれていて、ある程度許してくれていて、私の連れてきた人にもそうやっていてくれて、有り難かった。それから、会わなかったけれどその向こうに繋がっていた沢山の人がいて、そういうのを思い出した。それが東京にいるとたまに思い出すことではあって、そういう意味で、私にとって東京は体感的に温かく感じるところである。
この温もりをもっとたくさんの場所で感じられたらな。とかいう我侭を思ったりする。
ただゆっくり真っ直ぐに、やっていこう。

これからもよろしくお願いします。
地方にもゆくので、みなさま。