どうしてこんなに泣きそうなのか、といえば、
自分があまりにも拙いからだろうか。
わたしは、この短い間にも変わってしまったのだと、認めざるをえないからだろうか。
その変化は、とても急激でありながら、わたし自身にひどく馴染み、大きな幸せをもたらしてくれた。
しかし、今のわたしを知るまえのわたしが、決めてしまったことは、過去との約束として守らなければならないだろう。
そのことが、とてもとても、
とても、とても、難しい。
去っていったわたしの決断は、あの子と一緒に行ってしまった。
あれはもう、わたしであってわたしでないもの。
どうか、忘れて。
そういうことが、どんなにか身勝手なのをよくよくわかっている。
わたしは逃げるのも嫌い。
あと、たぶん、あなたの気持ちがやさしすぎて泣きそうなのだ。
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